大阪・江坂駅最寄り不妊治療・体外受精の専門クリニックです。

06-6378-7333

業者の方はこちら06-6378-7513

土日祝
診療

女性医師
在籍

MENU

1PNになるかも?

こんにちは、培養室です。

今回も前回の続きです。オンラインでの学会発表を視聴していましたが、その時にほんの一部分ですが気になる部分があったので紹介したいと思います。

 

実験のために前核が一つしか見えない1PN胚を作成する必要があり、方法について発表者の先生が説明していました。

1PNは発生する原因が雌雄前核の融合、核膜の形成不全、雌雄どちらかの前核の単為発生が主に考えられていて正常受精とするかどうか明確な基準はありません。その方法とは、あえて紡錘体の近くで顕微授精の穿刺を行うことです。結果、雌性前核の領域と雄性前核の領域を持つ1PN胚となるとのことでした。

 

普段、私たちは顕微授精を行う際に、紡錘体の位置を確認してから穿刺します。(※紡錘体の見え方については、過去のコラムをご覧ください。こちら)しかし、どうしても紡錘体が確認できないことがあり、その場合は極体の位置から穿刺する位置を決定します。

 

 

真相は分かりませんが、まれに紡錘体のそばを穿刺し1PNとなっていることがあるのかもしれません。現在の技術では、100%紡錘体を視認することは困難かもしれませんが将来はAI技術等を駆使して紡錘体が見えなくても紡錘体付近への穿刺を避けることができるようになるかもしれませんね。

この記事を書いた人

培養室

培養室

不妊治療・体外受精専門のなかむらレディースクリニックの医師や培養士が監修

なかむらレディースクリニックは、不妊でお悩みの方々に安心して不妊治療、体外受精をうけていただくためのクリニックです。朝8時から診察し、平日は木曜日を除いて夜7時まで受付をしています。日曜日、祝日も年末年始以外休まずに診察し、多忙な方でも相談していただきやすい不妊治療を目指しています。

SEARCH気になるワードで検索

SELECTカテゴリーで検索

#TAGで検索