睡眠と不妊の関係
こんにちは、培養室です。
この頃、日差しが暖かくて、窓際でついついうたた寝をしてしまいます。
風は冷たい日がありますが、いよいよ春ですね。
さて、今日は睡眠と不妊の関係性についてご紹介します。
近年、日本人の睡眠の質が悪くなってきていることが報告されています。質が悪くなることの弊害としては生活習慣病の発症等がよく聞かれますね。
では、睡眠の質の悪化と妊娠に関係はあるのでしょうか?
→正解は◎です。
卵子の発育や妊娠に必要なホルモンは夜寝ている間に分泌されます。
夜更かしや、不安定な睡眠を続けることで正常にホルモンが分泌されなくなり、妊娠しづらい状態になる可能性があるのです。
睡眠中に分泌されるホルモンの例では、メラトニンというホルモンは体内時計を調整し睡眠のリズムを整える働きが有名ですね。このホルモンの抗酸化作用が酸化ストレスを受けると質が悪くなってしまう卵子を保護しています。
メラトニンを放出させるためには、睡眠時に部屋を暗くすることが大切です。例えば睡眠時間をしっかり確保していても、部屋が明るいままだとメラトニンの放出を妨げる恐れがあります。
妊娠しやすいカラダ作りのため、規則正しい生活は大切です。
できることから始めてみてはいかがでしょうか?