大阪・江坂駅最寄り不妊治療・体外受精の専門クリニックです。

06-6378-7333

業者の方はこちら06-6378-7513

土日祝
診療

女性医師
在籍

MENU

身体に良いあぶら(DHA、EPA)

こんにちは、培養室です。

今日は、身体に良いと言われている“あぶら”と妊娠についてお話します。

 

不飽和脂肪酸? DHA? EPA?

まず、“あぶら”は脂肪酸とグリセリンという分子からできています。

脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類に分ける事ができます。

さらに不飽和脂肪酸も数種類に分類され、特にオメガ3不飽和脂肪酸は身体に良いと知られています。

これはヒトの体内では合成することができず、食事等から摂取する必要があり、必須脂肪酸と呼ばれています。

オメガ3不飽和脂肪酸にはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(イコサペンタエン酸)があり、イワシやサバ、サンマやブリなどの青魚に含まれています。

DHAやEPAは血液をさらさらにする効果があると言われています。

 

 

DHAやEPAは妊娠と関係があるのか?

Serum omega-3 fatty acids and treatment outocomes among women undergoing assisted reproduction

Hum Reprod 2018 jan;33 (1): 156-165

 

100名の女性で136周期を対象とし、オメガ3やオメガ6を含む不飽和脂肪酸の血中レベルがARTの結果と相関するか否かを検討した。

結果は、長鎖オメガ3不飽和脂肪酸レベルの上昇は妊娠および生児出産率の上昇と相関した。血中の長鎖オメガ3不飽和脂肪酸が1%上昇するごとに、臨床的妊娠率は8%の上昇、生児出産率も8%の上昇が認められた。長鎖オメガ3不飽和脂肪酸の摂取はARTの治療をしている女性において、生児出産率の上昇をもたらす結果となった。

 

不妊治療中のDHAやEPAの摂取について

採卵周期や移植周期でも、適量の食事やサプリメントからの摂取であれば大丈夫ですが、EPAを過剰に摂取すると出血傾向が生じる場合があるで、採卵周期にEPAのお薬(エパデール等)を服用する場合は医師までご相談下さい。

この記事を書いた人

培養室

培養室

不妊治療・体外受精専門のなかむらレディースクリニックの医師や培養士が監修

なかむらレディースクリニックは、不妊でお悩みの方々に安心して不妊治療、体外受精をうけていただくためのクリニックです。朝8時から診察し、平日は木曜日を除いて夜7時まで受付をしています。日曜日、祝日も年末年始以外休まずに診察し、多忙な方でも相談していただきやすい不妊治療を目指しています。

SEARCH気になるワードで検索

SELECTカテゴリーで検索

#TAGで検索