コーヒーは生殖医療に良くない?
こんにちは、培養室です。
今日は、海外の生殖医療に関する文献を探している時に見つけた文章を紹介したいと思います。
論文ではないので短い文章ですが、コーヒーを飲むことが不妊治療に悪影響を及ぼすかについて書かれています。
現代社会では、街の至る所にカフェがあり美味しいコーヒーを提供しています。また、日本ではコンビニで売られているコーヒーがとても美味しく仕事をしている人には欠かせないものになっています。しかし、カフェインを含む最も有名な飲料と言えるコーヒーは、様々な病気や早産のリスク原因になる可能性があると言われてきました。
しかし、2015年にアメリカの科学委員会はコーヒー摂取と主な慢性疾患のリスク増加に関連がないことを発表しました。併せて、カフェイン摂取が体外受精、顕微授精において新鮮胚移植と凍結融解胚移植の早産リスクと関連しないことも記されています。
この他にも人工授精では、コーヒーを多く飲む人があまり飲まない人と比較して出産に至る確率が高かったことを報告しています。だからと言ってコーヒーをたくさん飲む必要はないと思いますが、カフェインの影響が気になっていた人には朗報かもしれませんね。