第64回日本生殖医学会学術講演会に参加してきました
こんにちは、培養室です。
先日行われた日本生殖医学会の学術集会に参加してきました。
男性不妊やPGT-A、AIを用いた不妊治療など様々な発表が行われ、良い刺激を受けました。
近頃、AIを用いた不妊治療に関するニュースを聞くようになりましたね。
AIによる良好な受精卵の判定や、良好精子の選定など、培養士でも「どうしようかな」と思う様々な場面をサポートしてくれるのだそうです。膨大なデータを用いて行うディープラーニングは現在も続いていて、展示エリアではデータ収集の勧誘をなさっている企業さんもおられました。日々データを与えられて、AIは賢くなっていくのですね。いずれは当たり前のようにどこの施設でもそうした補助を受けるようになるのかもしれません。
AIの学習を行う方の発表も聞かせていただきました。「いつ」を受精と見なすか等、意外なところで培養士との見解の相違が生まれていたり、全く予期せぬ所にイベントのポイントを置いてみたり、色々な苦労や発見があったようで、非常に興味深いお話でした。
ポスター・各企業さんの展示エリアと、口頭発表の会場が道と駅を挟んで離れていたので空き時間のたびに往復していました。展示エリアのそばでは、コーヒーブレイク用の飲み物とお菓子が準備されていました。美味しかったです。