最近読んだ本と映画の日
こんにちは、培養室です。
11月も早々と最後の週末になり、今年も残すところ32日になりました。長く感じられましたか、あっという間でしたでしょうか? 明日、12月1日といえば映画の日です。今年はなかなか映画館に行くこともできませんでしたので、楽しみにしていたのですが……近々の情勢を鑑みるに生活圏内に映画館がないところ、わざわざ行くのはどうかしらと躊躇ってしまいますね。
今回は見ようと思っていた映画の、原作に当たる本をご紹介します。
『朝が来る』というミステリー小説です。
同名で映画化されてこの秋から公開されています。物語の前半部分を担うのは、かつて不妊治療を行い、特別養子縁組でお子さんを授かった女性です。不妊治療を経験する部分は過度に辛くならないようにした、と何かで読んだような気がしたのですが、その重苦しさは十分に伝わってきました。後半は、特別養子縁組によって子供を養子に出したお嬢さんの視点で描かれます。視点となる女性の年齢差が大きく、飲み込むのがなかなか難しい内容でした。前半部分を読む中で、不妊治療に関わる者としてうまくことが運んだ時は勿論、うまくいかない時にもきちんと患者さんに寄り添っていけるよう心掛けたいと思いました。
いよいよ寒さが増し、コロナに限らずウィルスにとって都合の良い季節になっていきます。うがい手洗いなど引き続き気をつけて過ごしたいと思います。