いつから始める? 体外受精の始め時
こんにちは、培養室です。
なかむらレディースクリニックでは多くの患者さんの体外受精を行っています。
体外受精に進む時期は患者さんそれぞれですが、実際のところ他の患者さんがどのくらいの年齢で体外受精を始めたか気になる人も多いと思います。
今回は、なかむらレディースクリニックが開院した2015年4月から2017年12月までに初めて体外受精を受けた700人について平均年齢を調べてみました。
体外受精を始めた年齢は何歳?
700人の患者さんが初めて体外受精を受けた時の平均年齢は36.8歳でした。
下のグラフは、年齢分布を5つのグループに分けて割合を示したものです。
一番多くの割合を占めていたのは、36から40歳の間に体外受精を始めたグループです。続いて31から35歳、41から45歳のグループが続きます。
40歳までに体外受精をスタートした患者さんの割合は約8割でした。
30歳以下、31から35歳のグループで約4割を占めていたことは、昨今の不妊治療についての報道を反映し早い段階で体外受精をスタートする患者さんが増えたと考えています。
体外受精における妊娠・出産は、年齢が若いほど良好な結果が期待できるのは確かな事実です。
体外受精による妊娠を希望される場合は、早めにスタートするのが良いかもしれませんね。