岡本太郎作 「跳ぶ」
問診用の机の上に、吹田らしく岡本太郎さんの版画「跳ぶ」をかけました。
この作品は1964年の東京オリンピックをテーマに作成された作品です。
スポーツの躍動感がよく表現されていると思います。
実は私は昔から岡本太郎さんが大好きで、中学1年生の時、岡本太郎展にいっており、その時の作品集をいまでも持っております。
ビートたけしさんがよく物まねをしていたように、岡本太郎さんいえばエキセントリックな芸術家の代表のような受け止められ方をしていますね。
しかしながら、岡本太郎さんは日本を代表する天才で、ダリやピカソといった巨匠とも交流があり、お互いに認め合っていたといわれています。
また、ソルボンヌ大学で哲学や民族学を学んでいたそうです。そのためか、岡本太郎さんの著作も、力強く独特の言葉遣いで、非常に読みやすく説得力があります。「強く生きる言葉」など手に取ってみてください。勇気づけられるような言葉がならんでいます。
不安な思いで、クリニックに来られる方も多いかと思います。
この絵が皆さまを勇気づけ、治療に取り組む気持ちに弾みをつけることができればと願っています。
院長 中村嘉宏