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アラバマ州での体外受精中止、ニュースのその後

こんにちは、培養室です。

以前にアラバマ州で起こった事件と、それによって州全体での体外受精が中断に追い込まれたニュースをご紹介しました。

アメリカの大統領選挙のニュースを見、そういえば「その続き」を紹介していないことを思い出しました。今回のコラムは、アラバマ州でどのようなことが起こったか、ニュースのその後をご紹介します。

前回のコラムはこちら↓

生命はいつから生命であるのか?

 

米アラバマ州、体外受精保護法案を可決 最高裁判決受け

 

実は、判決が出た2/16から2週間と経たない2/29には体外受精を取り扱う機関やスタッフを法的に保護する法案が可決されていました。

 

この法案を動議したのは意外にも共和党の方で、問題の判決から1週間後にはトランプ氏(共和党の大統領候補になる見込みだった頃)が体外受精の実施を支持する旨の発言をし、共和党の広報も同じように釈明するなど結構な騒ぎであったようです。

 

裁判に関わった判事が全員共和党支持者であり、プロライフ思想が強いアラバマ州では、そもそもART(高度不妊治療)は他州と比べてあまり行われていないのだと言います。アメリカ全土で総出生児の2.3%(約366万人のうち、約8.4万人)がARTによって生まれてきたとされる中で、アラバマ州では0.6% です。

同時に体外受精を切望し、体外受精による出生児の割合が全体平均を大きく上回る30代、特に40代以上の人々にとっては、体外受精の停止は重大な問題です。

 

ことがアラバマ州だけに収まらないのではと心配もされていましたし、折しも大統領選挙の最中に起こったこともあり、迅速に解決が図られたようです。

動議から可決まで、このスピード感は日本ではなかなかないものだと驚きました。

体外受精に関するガイドラインや法律は国や地域によって大きく異なりますが、誰しもが安心して体外受精に臨める環境であってほしいものですね。

この記事を書いた人

培養室

培養室

不妊治療・体外受精専門のなかむらレディースクリニックの医師や培養士が監修

なかむらレディースクリニックは、不妊でお悩みの方々に安心して不妊治療、体外受精をうけていただくためのクリニックです。朝8時から診察し、平日は木曜日を除いて夜7時まで受付をしています。日曜日、祝日も年末年始以外休まずに診察し、多忙な方でも相談していただきやすい不妊治療を目指しています。

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