日本生殖医学会に参加してきました。
こんにちは、培養です。
11月16、17日に山口・下関で開催された生殖医学会にポスター参加してきました。
「通常体外受精での精子精製における遠心条件の検討」
今学会で、当院は「通常体外受精での精子精製における遠心条件の検討」について発表してきました。
当院では良好精子を回収するため精子精製の際に、精液を遠心処理します。この時、遠心力(G)を加えることにより精子に負荷がかかる可能性が考えられます。今回の研究では遠心力(G)の強さを見直すことにより、負荷が軽減された精子の回収を目指しました。
結果、受精率、胚発生率に有意な差はみられませんでしたが妊娠率に改善が見られました。
今後も更なる結果向上を目指し、処理過程などを検討していきたいと思います。
第62回生殖医学会学術講演会
多くの大学病院、クリニック関係者が参加しており活気に溢れていました。
学会に参加し、様々な講演を広聴することができ大変勉強になりました。
内容は、当院でも行っているカルシウムイオノフォア処理や男性不妊、卵胞発育、培養環境など多岐にわたりました。
今回学んだ内容を今後の培養に生かし、成績の更なる向上に貢献できるよう精進します。