2016年の1年間に体外受精で生まれた子どもたち
こんにちは、培養室です。
先日、日本産科婦人科学会が2016年に体外受精で産まれた子どもの出生数を発表しました。
発表によると2016年の1年間で体外受精により5万4110人が生まれました。
2016年の出生数は97万6979人と発表されているので約18人に1人が体外受精で誕生したことになります。過去と比較するために今回は5年前に発表された集計2011年分と10年前に発表された集計2006年分を振り返ってみました。
過去の集計を確認すると体外受精で生まれた子の割合は2006年が約56人に1人、2011年が約32人に1人でした。体外受精により誕生する子どもは年々増加していること、全体の出生児数が減少していることから体外受精で生まれる子の割合はこの10年で大きく上昇しています。晩婚化の進む日本では不妊で悩む方も多くその傾向が続くと思われます。
私たちは今後も不妊で悩む方々に幸せが訪れるよう日々努力していきます。
参考資料)平成29年度倫理委員会 登録・調査小委員会報告
平成24年度倫理委員会 登録・調査小委員会報告
平成19年度倫理委員会 登録・調査小委員会報告
厚生労働省人口動態統計(確定数)の概況:平成28年、平成23年、平成18年